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地元食材で「はこだてチャウダー」、高校生・大学生向け料理教室を開催

レポート
2018/02/15
地元食材で「はこだてチャウダー」、高校生・大学生向け料理教室を開催

2018年2月11日、函館市内の高校生・大学生を対象とした料理教室が開催され、21名が参加。地元産の魚介類や野菜を使った「はこだてチャウダー」の作り方を学びました。主催した函館農水産物ブランド推進協議会(事務局:函館市)は、地元産の農水産物の良さを次代を担う若者たちにより深く知ってもらおうと、学生向けに初めて料理教室を企画。「函館蔦屋書店レストランFŪSŪ」の西岡克敏シェフを講師に迎えて、「はこだてチャウダー」を調理しながら、函館真昆布を用いた出汁のとり方、魚の下処理などをていねいに指導しました。

 

参加者の一人、函館遺愛女子高校2年の加川菜々美さんは、「料理をおいしく作るポイントがいくつも聞けて良かった。実際に食べたらおいしくてびっくり。魚の下処理はやはり難しいが、自分でも頑張って作ってみたい」と、調理を終えて満足の笑顔を見せてくれました。

水1リットルに函館真昆布20グラムを30分浸し、さっと火にかけてとった出汁を試飲。実際に真昆布からとった出汁を味わうのは初めて、という声も。


ホタテ、エビ、イカなどの下処理では、手早く、無駄を出さない調理のポイントが伝えられ、指導の成果は上々。


2時間ほどで料理が完成。「はこだてチャウダー」は、2017年2月、函館の新しいご当地グルメメニューとして考案されました。函館真昆布の出汁を使い、地元産の魚介類3種以上を使用するなどのルールのもと、現在は市内7店舗で提供されています。


出汁をとった後の真昆布も無駄なく使います。今回は、千切りにしてパスタと和え、残り野菜やチャウダーのスープと合わせて、賄い料理のスープパスタが完成。


最後は参加者の皆さんで試食。具だくさんで、魚介の風味たっぷりのスープに大満足!