おいしい函館ロゴ
この街で出会う飲食店、料理人、小売店、食材案内

函館「食」ニュース

黒滝空登さん、若手料理人のコンクール(中国料理部門)で函館市長賞

注目の料理人
2021/12/23
黒滝空登さん、若手料理人のコンクール(中国料理部門)で函館市長賞

道南の若手料理人を対象とした料理コンクールが12月8日に開催され、函館国際ホテルの黒滝空登(くうと)さんが最優秀賞の函館市長賞を受賞しました。

黒滝さんは函館近郊・森町出身の21歳。高校在学中、調理実習の外部講師を務める木村史能さん(函館国際ホテル総料理長)の授業を受けて感銘を受け、料理の道に進もうと決意。卒業後は同ホテルに入社し、中華部門で腕を振るっています。

コンクールへの挑戦3年目でつかんだ最高賞受賞に「コンクール当日はギリギリまで悩んでいたので、まさか市長賞をいただけるとは」と喜びと驚きを隠せない様子。「たくさんの方にアドバイスをもらったので、少しは恩返しができたと思う。今後もこういう機会に積極的に参加し、それをモチベーションにしながら普段の仕事でもお客さんに喜んでもらえる料理を作っていきたい」と抱負を語ってくれました。

木村総料理長も「コンクールは、日々の仕事とは違う視点や発想が必要。空登君はそのコツをつかみ、前回の経験に新たな技術を着実に積み上げている。料理に真剣に取り組む普段からの姿勢が、今回の成果に結び付いたと思う」と部下の成長を喜んでいます。

このコンクールは例年、「郷土料理発表会」の一部として実施され、函館地域の西洋料理と中国料理の若手料理人が地場食材を用いて腕を競います。今回は函館産ブリと奥尻産ホソメ昆布を使う料理がテーマとなり、中国料理部門に7人がエントリーしました。

黒滝さんの受賞作は「3種類の色鮮やかなブリとホソメ昆布の料理」。衣にホソメ昆布を使った「ブリのスーザー(中華風天ぷら)」、ブリのすり身を豚の網脂で巻いた「ブリの巻き揚げ」、ブリのすり身を湯葉ホソメ昆布で巻いた蒸し物の3品を美しく盛り付けました。


経験のない状態から料理の世界に飛び込んで3年目になる黒滝さん。普段は宴会用のデザート作りをおもに担当するほか、レストラン営業中はオーダーに応じて調理を担当しています。



函館国際ホテル アゼリア

所在地 函館市大手町5-10
電話番号 0138-23-8755
営業時間 6:30~10:00(LO9:30)、11:30~15:00(LO14:30)、17:00~21:00(LO20:30)
定休日 なし
公式HP 函館国際ホテル