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自然の恵み旬食材

ここ函館・道南は、大きな半島地形が生み出す食材の宝庫。
海の恵み、山の恵み、そして畑の恵みが盛りだくさん。

海の恵みを受けて育つ、極太のアスパラ

グリーンアスパラ「海の神」

グリーンアスパラ「海の神」

函館で作られる最高級のグリーンアスパラ

函館市石崎地区の津軽海峡を望む高台の畑には、数十棟のビニールハウスが建ち並びます。農事組合法人函館つるの生産組合がこのハウスで栽培するグリーンアスパラガスは、海の恵みを土の中からたっぷりと受けて育ったもの。なかでも状態が良く、極太な2Lサイズ以上のものは最高級とされ、「海の神」のブランド名で、首都圏の高級スーパーや有名デパートのギフト用に出荷されます。

柔らかで甘みがあり、みずみずしい食感

食卓に上るアスパラは、地下茎から若芽が地上に顔を出したものです。日光を浴び、土の中から水分と養分をたっぷりもらいながら、天に向かってぐんぐん伸びていきます。土からの高さが25~27センチ程になると、ちょうどいい収穫の頃合い。「海の神」が育つ畑では、4月上旬から5月下旬、7月下旬から9月上旬の2シーズン、毎日収獲が続きます。「海の神」は穂先から根本まで柔らかで、みずみずしく、生で囓っても甘みが感じられます。茹でてよし、焼いて食べるもよし、最高品質のアスパラとして高評価を得ています。

海の恵みを土から受けて誕生

函館市は全国一を誇る真昆布の生産地であり、周辺地域を含めて海産物の加工も盛んです。函館つるの生産組合の大槻寅男さんは、より良質なアスパラ作りを目指すなかで、祖父母の代に海のそばの畑では堆肥に海藻などを使っていたことに着目。捨てられる昆布の根や魚介の残渣(ざんさ)などを用いて、有機質の肥料ができないか試行錯誤を重ねてきました。生産者の情熱は実を結び、海の恵みである天然のミネラル分を土から受け取り、太くたくましく育つアスパラが誕生。こうして、2014年「海の神」がデビューしました。

生産者から

「海の恩恵を受けて育った函館の農産物を全国ブランドに」

大槻 幸司

大槻 幸司さん

函館つるの生産組合

「海の恩恵を受けて育った函館の農産物を全国ブランドに」

父・寅男さんが生み出した「海の神」を函館から全国ブランドに育てていきたい、と意気込む大槻幸司さん。「三方を海に囲まれた街・函館の食の豊かさを知ってもらえるよう、海の恵みを受けた農産物で全国に発信できれば」と、さらなる「海の神」ブランドの開発にも着手。また、「海の神」と同じ畑で育ったLサイズ以下のものは、「大槻さん家のアスパラ」として出荷中。「手頃なものなので、ぜひ味わってみてください」と、地域の中で身近に感じてもらえればとの願いも。

収穫時期は、日の出頃から大忙し。収穫・選別・梱包・出荷と、短時間のうちに手早い作業が必要です。アスパラは成長が速く、収穫作業の傍らで、丈を伸ばしていることに気づく程だといいます。

収穫時期は、日の出頃から大忙し。収穫・選別・梱包・出荷と、短時間のうちに手早い作業が必要です。アスパラは成長が速く、収穫作業の傍らで、丈を伸ばしていることに気づく程だといいます。

ビニールハウス内には、海のミネラル分をたっぷり含んだ土が敷き込まれています。昆布の根や細かく砕かれたホタテの貝殻なども見られます。塩分濃度の調整など、ノウハウの蓄積ももちろん重要。また、農薬は収穫が終わった後に一回だけの最小限とし、食の安全・安心にもこだわって大切に育てられます。

ビニールハウス内には、海のミネラル分をたっぷり含んだ土が敷き込まれています。昆布の根や細かく砕かれたホタテの貝殻なども見られます。塩分濃度の調整など、ノウハウの蓄積ももちろん重要。また、農薬は収穫が終わった後に一回だけの最小限とし、食の安全・安心にもこだわって大切に育てられます。

グリーンアスパラ「海の神」について

産地
函館市
購入方法
「海の神」は成城石井、三越、九州屋ほかでの取り扱い。またLサイズ以下のものは、「大槻さん家のアスパラ」として直販のほか、函館市内のスーパーなどでも入手可
生産者
農事組合法人 函館つるの生産組合
所在地
北海道函館市白石町216番地6
電話番号
0138-58-3782
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