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特別コラム「五稜乃蔵」

特別コラム「五稜乃蔵」

2021年に誕生した函館の酒蔵「五稜乃蔵(ごりょうのくら)」が、市民や函館を訪れる人の注目を集めています。 五稜乃蔵は、「函館の米と水で本物の地酒を作りたい」と活動してきた地元企業家、高専協力会らの熱意が実り、函館市内に54年ぶりに誕生した市内唯一の酒蔵。地元企業が出資する新会社「函館五稜乃蔵」が建物の建設と商品の販売を担当し、上川大雪酒造(上川町)が醸造を行う方式で運営されています。   「総杜氏」として酒造りの指揮を執るのは、道産米で醸した酒の人気を全国に広めた川端慎治さん。北海道の風土に適した酒米「彗星」「吟風」「きたしずく」を使って酒を醸します。このうち「彗星」と「吟風」の一部は、五稜乃蔵と同じ函館市亀尾町にある2軒の農家が栽培しています。酒を仕込む水も、函館市内を流れる松倉川水系の超軟水を使っています。   「五稜」と命名された酒はすっきりとした飲み口と上品な旨みが特徴で、函館の海産物に合う食中酒、北海道の方言で「飲まさる(ついつい飲んでしまう)酒」を目指しています。純米(1430円)、純米吟醸(1980円)、純米大吟醸(3410円)が基本のラインナップで、限定品も随時発売されます。   酒蔵併設のショップで販売しているほか、函館市内の酒販店や函館空港直営の土産物店「THE HAKODATE DEPART」などで販売しています。市内の居酒屋などでも、酒のラインナップに「五稜」を加える動きが広がっています。2022年4月に実施された札幌国税局の2021年度新酒鑑評会では「純米吟醸」が純米酒の部で最高評価の金賞を獲得。醸造4ヵ月目での快挙に、同蔵は自信を深めています。   五稜乃蔵 所在地:函館市亀尾町28-1 電話番号:0138-84-5177 営業時間:平日10:00~15:30 土・日・祝10:00~16:00 休業日:月曜日

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