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函館「食」ニュース

函館真昆布を風味づけに用いたクラフトジン誕生

2019/3/30
函館真昆布を風味づけに用いたクラフトジン誕生

カクテルの材料などに使われるジンは、独特の香りとキリッとした味わいが特徴の蒸留酒です。 近年は、その土地ならではの特色ある素材を用いて風味づけするなど、強いこだわりを持って造られる「クラフトジン」が各地で誕生し、注目を集めています。 このたび、札幌市南区にある「紅櫻蒸溜所」(北海道自由ウヰスキー株式会社)が、2019年春の限定商品として、桜の風味で春を表現した「クラフトジン9148 0396」を製造。風味づけの素材の一つに、函館真昆布が採用されました。紅櫻蒸溜所は、2018年4月に稼働をはじめた北海道初のクラフトジン製造施設で、その製品は既に国内外で高い評価を受けています。「クラフトジン9148 0396」には、スタンダードな香草類に加えて、桜の花や葉、さらには北海道産の原料として、函館真昆布、干し椎茸、切り干し大根が使われています。できあがったジンはほんのり桜色で、ボトルの中には一輪の八重桜の花が落とされています。函館真昆布のPR担当者は、「すぐに函館真昆布の風味がはっきりと分かるものではないが、一般的なドライジンに比べ、桜をはじめ様々な素材の香りが重層的に感じられ、味わいに深みを感じます」との感想。北海道内の酒店やスーパーなどで販売中ですので、ぜひ一度、お試しください。   アルコール分45%、700ml入り、1本4,860円(税込)。函館市内では、越前屋商店(万代町16-25 Tel 0138-41-0071)で購入可能。

「料理人の卵」を育てる吉田徹さんインタビュー

2019/3/28
「料理人の卵」を育てる吉田徹さんインタビュー

吉田徹さんは、函館短期大学付設調理製菓専門学校で西洋料理の教鞭を執り、これまでさまざまな現場で活躍する数多くの料理人たちを育ててきました。いわば「料理人(調理師)の卵」を育てる料理人です。また、行政や生産者、企業などと協力し、地域の食材を用いた新たなレシピや商品の開発にも精力的に取り組んでいます。吉田さんに、ご自身の経験や、食の街・函館の魅力を高めていくためのアイディアについて伺いました。     ■ 料理人を目指して東京へ 料理人になりたいと思ったのは、中学の頃でした。函館水産高校では、授業でスモークサーモンやクジラベーコンを美味しく作ることに没頭しました。函館短期大学に進み、栄養士の免許を取ったのですが、同時に夜間部の調理師学校にも通いました。そこで洋食を教えてくれた塚本政衛先生と一緒に青函連絡船に乗り、上京。上野の「東洋軒」という老舗の宴会場に着いたら、そのまま店に置いていかれて、仕事を始めることになりました。その日、自分の寝場所までどうやって帰ったかも分からないほどで、慌ただしく料理人の人生がスタートしました。   ■ 東京での経験 最初は食材を洗ったり、皿洗いの毎日。当時の調理場はまだ徒弟制ですから、とにかく厳しかった。日本屈指のトップシェフのひとりである当時の料理部門のチーフが、ある日、夜食の賄い料理に天ぷらそばを作ってくれましたが、その美味しさに仰天。一流の職人とはすごいものだと感心し、自分もそうなりたいとあらためて思い、憧れの職人の姿を追いかけることで仕事を続けることができました。忙しい日々のなか、自分を試すチャンスは料理コンクールでした。1987年、「ピエール・テタンジェ国際料理賞コンクール」日本予選では、約270人の応募者の中から、わずか10人の実技審査を受けることができました。   ■ 帰郷、そして「料理人の卵」を育てる立場に 青函博(青函トンネル開通記念博覧会)の前年、37歳の時ですが、函館駅前(現在のフォーポイント・バイ・シェラトン函館の場所)に「函館ハーバービューホテル」が開業したのを機に帰郷し、レストラン部門の料理長の職を得ました。東京での経験から自信はあったのですが、函館ではどういうものが好まれるのかが気になり、当時はいろいろな店の食べ歩きもしました。数年経ってレストランが軌道に乗った頃、母校である調理師学校から外部講師の依頼があり、生徒たちに西洋料理を教えに行くようになりました。当時は、テレビで「料理の鉄人」や「料理天国」といった番組が人気で、生徒はとにかく多かった。授業には定員以上の生徒がいるようなこともありました。   ■ 今の「料理人の卵」の気質とは? 今は昔に比べて、おとなしい生徒が多い。昔は、「いつまでも人に指示されて料理を作るのではなく、自分の考えた料理を提供し、お客様を満足させたい。だからシェフを目指す。」という風潮でしたが、今はどちらかというと、休暇、給料、勤務時間など待遇がしっかりと決まっている職場を望む傾向があります。就職の選択肢があり、かつ情報も多いので、どこにしたらよいのかをなかなか決められないのも今の特徴です。一方で、「ジョエル・ロブション」や「東京會舘」「グランドハイアット東京」など超一流を狙って、実際にそこに進む生徒もいます。   ■ 「食の街・函館」の魅力を高めるためには? これから料理を仕事にする人たちが夢を持てる食の街であることが大事。そのために、迎賓館のようなものを作ってみたいという夢を持っています。街にとって大事なお客様をもてなすために、語学が堪能な人に関わってもらい、第一級のサービスを提供する施設です。そこでは、料理人や生産者の名前をしっかりと掲げることが必要。フランス大統領のエリゼ宮での美食外交が有名です。函館には美しい四季が感じられる名勝「香雪園」もあり、そういう施設を利用するのもよいですね。料理人たちは、それに携わるためのステップを上がっていくために、勉強したり、精進したりします。夢のような話ですが、函館にはそうしたことを実現するための素材は揃っていると思っています。 「生徒たちには、調理のみならず、料理人の生き方を教えたい。」と吉田さん。親身さゆえの厳しさも時折のぞかせます。 函館短期大学付設調理製菓専門学校では、毎年「学校祭 味まつり」「食彩感謝祭」など市民向けに料理を提供する催しがあり、お手製の西洋料理の惣菜類が大好評です。 吉田さんは、がごめ昆布料理研究の第一人者。がごめ昆布の粘り成分を抽出し、ところてん状に固めたものを考案し、「函館がごめの雫」として商品化しました。近年、ところてんよりも柔らかいものを作ろうと配合を工夫し、「がごめ昆布のゼリー」を試作しています。 専門学校では、道南地方での漁業の厄介者であるサメを食資源として有効活用しようと、青森市のサメ専門業者「田向商店」などと共にレシピ開発を行っています。吉田さんは、サメの洋風すり身を使った「アブラツノザメのクネル チーズ風味」を考案。 吉田徹 1950年、函館市志海苔町(旧銭亀沢村)生まれ。函館短期大学食物栄養科、同大学付設の調理師学校の夜間部を卒業。「東洋軒」(東京)に17年間勤務し、西洋料理を担当。1987年に帰郷し、「函館ハーバービューホテル」のレストラン料理長に。同時に、函館短期大学付設調理専門学校で後進の指導を始め、2004年、教頭(調理実習・調理理論担当)に就任。社団法人日本エスコフィエ協会会員。

春の函館のお楽しみ、3つのバルイベント

2019/3/25
春の函館のお楽しみ、3つのバルイベント

複数の飲食店を気軽に巡ることができて、ほろ酔い気分で街歩きを楽しめる「バルイベント」。いまでは全国各地で開催されていますが、その発祥は、函館で2004年に始まった「函館西部地区バル街」です。   函館では市民に定着して人気が高いバルイベント、観光で訪れるかたにも、ぜひ知ってもらいたい催しです。2019年の春には、3つのイベントがそろって開催されるので、足を運んでみてはいかがでしょうか。各イベントの詳細は下記をご覧ください。     大門バル 2019年3月29日(金)17:00~22:00開催 函館駅前の繁華街・大門地区にある、「ひかりの屋台 大門横丁」や、周辺の飲食店など50店程度が参加。各店で、500円のワンコインであらかじめ決められた料理とお酒のセットが楽しめるので、誰でも気軽に参加できます。年4回程度開催。参加店でスタンプを集めると、豪華景品が当たるチャンスも。   五稜郭バル 2019年4月14日(日)16:00~23:00開催(前売りチケット販売中) 1冊5枚つづりのチケット制。今回が11回目の開催で、市電「五稜郭公園前」電停を中心にした繁華街・本町地区の飲食店37店が参加。和食、焼肉、焼き鳥、居酒屋、バー、イタリアン、エスニックなど多彩なラインナップが魅力です。参加者が投票でナンバーワンのピンチョス(おつまみ)を決める「P-1グランプリ」にも注目。   函館西部地区バル街 2019年4月19日(金)14:00~24:00開催(前売りチケット販売中) 毎年春と秋に開催し、今回が31回目。教会群や和洋折衷の歴史的な建物が見られる西部地区で、2019年春は71店が参加。1冊5枚つづりのチケット制。参加者には生ハムやワインが振る舞われ、音楽ライブなども楽しめます。函館を代表する観光スポットとあって、近年では観光で訪れるかたからも注目されています。

「料理人が作る私の函館料理」に4人の料理人が登場

2019/3/20
「料理人が作る私の函館料理」に4人の料理人が登場

当サイトの人気コーナー「料理人が作る私の函館料理」に、4人の料理人が新規登場。地元の食材を使ったオリジナリティあふれる料理をご紹介しています。 そのほか、「旬食材」「訪ねてみたい市場・商店」の各コーナーにも新記事を追加しました。ぜひご覧ください。     「料理人が作る私の函館料理」   ■ ブリのマリネグリルと大根の昆布コンソメ煮 レストランnana-papa 池田 洋二   ■ おぐに和牛のステーキ 塩わさびおろしとマスタード 二代目 佐平次 山形 智   ■ はこだて寿司 幸寿司(こうずし) 玉谷 光市   ■ オマール海老とサーモン、近郊野菜のモザイク造り センティール・ラ・セゾン函館山 片桐 正史     「旬食材」   ■ ごっこ     「訪ねてみたい市場・商店」   ■坂井鮮魚店(ヤマサ坂井商店)

ロシアの伝統的家庭料理を楽しむ「ピロシキ博2019」レポート

2019/3/18
ロシアの伝統的家庭料理を楽しむ「ピロシキ博2019」レポート

いち早く海外に門戸を開いた函館では、ロシア艦船の来港や、ロシア領事館の設置などをきっかけに、ロシア料理の製法が幕末期に伝えられました。こうした歴史をもつ函館で、ピロシキを食べながらロシアとの交流などに触れるイベント「ピロシキ博2019」が、3月10日にレストラン五島軒で開催されました。ピロシキはロシアの伝統的家庭料理で、パン生地の中に肉などの具材を詰め、揚げたり、焼いたりして作られるもの。この催しは函館の新ご当地グルメ「はこだて焼きピロシキ」の販売店でつくる「ソユーズはこだて焼きピロシキ」が主催し、今回が初開催。函館市民ら約120人が参加しました。   参加者は、ピロシキとともに、ロシア伝統のスープ「ボルシチ」などを味わいながら、様々な催しを楽しみました。函館における明治期からのロシア料理に関するトークショーを皮切りに、ピロシキの伝来を紹介する創作劇や、ロシア極東連邦総合大学函館校や函館西高等学校の学生たちによる「はこだて焼きピロシキ」誕生秘話の紹介、創作ピロシキのアイディアコンクールなど、盛りだくさんな内容。会場は大盛況でした。   【はこだて焼きピロシキ】 日本でみられるピロシキは、具材を詰めたパン生地を「揚げ」て調理するものが多いなかで、「はこだて焼きピロシキ」は本場ロシアのスタイル、「焼き」製法で作られます。2017年に考案され、地元産の食材を用いた、具だくさんのピロシキです。市内6店舗で、それぞれのオリジナルピロシキを販売中。 冒頭のトークショーでは、主催した「ソユーズはこだて焼きピロシキ」代表の北見伸子さんと、「五島軒」代表取締役社長の若山直さんが、函館とロシアとの深い関わりや、「ピロシキ博」開催に至る経緯などを語りました。 史実をもとにした創作劇では、幕末にロシアの人たちが函館にやってきたことや、ロシア料理を出すレストランが出来た経緯など、様々なエピソードを紹介。ユニークな内容に、会場は笑いに包まれます。 ピロシキとともに、ボルシチや、ピロシキに合わせたスープも提供。幕末期の函館にあった「ロシア病院」で、滋養を高めるために市民に振る舞われたといわれる、ニラと卵が入ったスープも再現されました。 参加者には、「はこだて焼きピロシキ」の中から1個と、「揚げピロシキ」1個を配布。各テーブルでは、お好みのスープとともに2種のピロシキを食べ比べ、歓談する姿がみられました。

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