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和創菓ひとひらが上生菓子「アマビエ」を発売

お知らせ
2020/04/18
和創菓ひとひらが上生菓子「アマビエ」を発売

株式会社吉田食品の直営店「和創菓ひとひら」が、疫病退散にご利益があるという妖怪「アマビエ」を模した上生菓子の販売を開始し、話題です。

「アマビエ」とは、江戸時代、肥後国(現在の熊本県)の海に現れたという半人半魚の妖怪。体はウロコに覆われ、顔には鳥のくちばしのような口があり、「これから諸国で豊作が続くが、疫病も流行する。私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ」と語ったという言い伝えがあります。今年2月末ごろから、新型コロナウイルスの感染が終息することを祈ってこのアマビエの絵を描くというムーブメント「アマビエチャレンジ」が、インターネットで広がりました。

和創菓ひとひらの上生菓子「アマビエ」は、白あんを使った練り切りで、中にはこしあんが入っています。丸い形と色づかいがかわいらしく、愛嬌のある顔つき。北海道で2人しかいない、厚生労働省認定・和菓子「ものづくりマイスター」である吉田社長が考案しました。「私たちお菓子屋に、今、何かできることはないかと考えていました。そんな時、和菓子職人仲間が作ったアマビエを見て元気をもらったので、私たちの店でもチャレンジすることにしました。ひとつひとつ、願いを込めて作っています」(吉田社長)

4月17日に同社がSNSで告知をしたところ多くの反響があり、翌18日、販売開始に。さっそく「和創菓ひとひら」へ取材にお邪魔したところ、「家族と一緒に食べたいと思って」「親しい方へ差し上げたい」と、この「アマビエ」目当てのお客様が来店されていました。自宅で長時間を過ごす今、心が和むこんなお菓子と一緒にティータイムはいかがでしょうか。上生菓子「アマビエ」は1個378円(税込)。購入時には、アマビエの言い伝えについて記した紙ももらえます。

(厚生労働省の「STOP!感染拡大」啓発アイコンに採用された「アマビエ」)