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懐かしの「サイコロキャラメル」工場見学レポート

レポート
2018/08/08
懐かしの「サイコロキャラメル」工場見学レポート

 

懐かしの「サイコロキャラメル」や、全国で売られる有名なチョコレートが、函館で作られているのをご存じですか。プロ野球公式戦も行われるオーシャンスタジアム隣りに、近代的な菓子工場を持つ道南食品株式会社があります。同社の前身は、1919(大正8)年設立の函館菓子製造株式会社。2019年には創業100周年を迎えます。1936(昭和11)年には現在地に移転し、明治製菓函館工場に。1980(昭和55)年に明治製菓100%出資関連会社の道南食品株式会社となり、当時は明治のキャラメルやチョコレート、カールなどを製造。現在は、明治のチョコレート製品に加えて、自社ブランド商品として各種キャラメル類などを製造しています。なかでも長年にわたって手がけてきた「サイコロキャラメル」は、今も人気の商品です。

 

■ 年間4000人も訪問!大好評の工場見学

道南食品では、工場の改築を契機に見学施設を増設し、2011(平成23)年から工場見学(事前申込制)を受け入れていて、年間4000人もの見学者が訪れるそうです。友達や家族などでも10名以上なら対応可能。祝日の工場稼働日には個人での見学もできます。また、毎年秋に開催される「はこだてカルチャーナイト」でも、施設見学のプログラムがあります(事前申込制)。開催日程は電話またはFacebookページで確認を。工場見学に関する案内はこちらから。

 

■ 楽しい仕掛けがある見学コースをレポート

先日、当サイトの編集部が、中学生の工場見学に同行しました。フォトレポートをお届けします。

 

この日の見学者は、八雲町立落部中学校の2年生21名。函館市近郊での研修旅行の一環で工場を訪れました。

 


函館市の中心部にある近代的な工場。上空から見ると、工場の屋根にサイコロキャラメルがデザインされているそうです。

 


見学所要時間は約30分。最初に10分ほど、キャラメルやチョコレートの作り方について、ビデオを見ながら説明を聞きました。

 

3階まで上り、いよいよ見学デッキへ。

 

見学デッキは人気商品「サイコロキャラメル」をモチーフにした内装。壁面にはサイコロの目がデザインされています。

 

キャラメルの製造やチョコレートの梱包の様子などを、ガラス越しに見学することができます。製造ラインは衛生管理が徹底され、見学者が立ち入ることはできません。

 


見学デッキにはおもしろい仕掛けが。ボタンを押すと、ガラスの向こうの工場からサイコロキャラメルがあっという間に届けられます。その仕掛けは工場見学でのお楽しみに。

 


製造されている商品を多数展示。地域限定で、めったにお目にかかれない商品もありました。

 


「きのこの山」の地域限定商品は、函館で製造されています。

 


ロングセラー商品の明治ストロベリーチョコレートも、道南食品で製造されています。

 


長年親しまれた明治サイコロキャラメルは、2016(平成28)年に生産終了。同年、改めて自社ブランド商品「北海道サイコロキャラメル」として発売。懐かしのパッケージや味が人気を呼び、北海道土産としても人気商品になっています。

 


2018年は、北海道命名から150年の節目の年。これを記念した「北海道150年」事業の関連商品、北海道の市町村名を記した「北海道179市町村サイコロキャラメル」も絶賛販売中。